フライトシュミュレーターのビジュアルをGoogle Earthで表示する

研究室ではドローンを使った研究を進めていますが、その技術からひらめいたアイデアを実現したのが上の動画に示したシステムです。
FTDからはwifiを通じて位置、高度、針路などが1秒おきに発信されています。
そのデータを使ってGoogle Earth上に動画として再現するものです。

これによって、Google Earthの世界の中で飛行が再現されます。
そこでメリットをまとめてみました。

大人数での閲覧が出来る
 FTD(シミュレーター)に入室出来る人数はせいぜい数人ですが、このシステムを使えばFTDルームの外にいる人も見る事が出来ます。

遠隔で閲覧ができる
 FTDのWifiが届く範囲であったら、FTDから離れた場所でも閲覧が出来ます。

操縦者の邪魔をしない
 操縦室を映すカメラを設置するとどうしてもカメラが邪魔になりますが、このシステムはそのようなことはありません。

画像が綺麗
 Google Earthの画像は大変綺麗ですので特にVFRトレーニング時に実際の飛行さながらの感覚を味わうことが出来ます。

3Dコンテンツを追加出来る。
 操縦に関係するコンテンツをネットワークリンクを通じて追加することが可能です。Google Earthが最初にこのコンテンツを読み込むようにしておけば、操縦訓練に絶大な抗力を発揮します。
下の図はゲームなどでよく見る所望のパスを四角で表現しているものですが、この四角を各空港の滑走路に予め配置しておけば、飛行しながらどれくらいズレているのかがわかります。
また、旋回中にその時の予測パスを時々刻々と表示するなどの芸当が出来そうです。

低電力
 ラズパイ自体は低電力です。常時電源ONでも問題は無いと思います。なお、電源ONにしたらプログラムが自動実行するように改修することも容易に出来ます。

次にデメリットですが
 

Google Earth Pro(PC版のGoogle Earth)しか閲覧できない。
 スマホ、タブレットのGoogle Earth(Web版)はネットワークリンクの自動更新には対応していないので、閲覧は出来ません。

画像が1秒おきにしか更新されず、カクカクする。
 ネットワークリンクの自動更新の最少値は1秒ですので、致し方が無いと思います。