アプリ METARの使い方 基本編 その2

前回はスライダーと歯車のアイコンの使い方についてお知らせしました。
今回はスライダーのより詳しい使い方について解説しましょう。

画面は松本空港の2017年~2018年の1月~8月の11日~31日で、風向が。。。。とありとあらゆるスライダーを動かして見たところです。
現在の仕様ではスライダーを一つ動かす度に検索が行われますので、かなり遅い感じがしますがご勘弁ください。
このようにスライダーによって条件を絞り込むことができます。

左側のスライダーは時刻、右側のスライダーには時刻以外の情報について絞り込みができるようにしました。

さてグラフ表示には見慣れない等高線が描かれています。
これは密度曲線と呼ばれて、点の密度によって描かれた等高線です。
つまり等高線で表現された山の一番高いところが、最も頻度が多い(起こりやすい)と言えます。
そうやらこの条件は南風の20ktくらいが最も多いようです。

さて、右側のスライダーの下には前レポートからの風向変化というちょっと変わったものがあります。
これは1時間前の通報値と比較して風向がガラッと変わった時を調べるものですが、まだ上図に機能していませんので、あくまで参考程度に使ってください。

又、地方空港などデータが欠落している日や時間帯がかなりあります。
これは気象観測が行われなかったのか、何らかの理由でデータが取得できなかった為と考えられます。

次に天気略号のプルダウンメニューについて解説しましょう。
左の上部には天気略号を選択するメニューがあります。
ここをSN(Snow)にしてみます。

鹿児島の方には失礼ですが、割と雪が降る事が多いようですね。
風向風速を見ますと、北風でしかも風速が強めです。
防除氷体制はどうなっているのか?等現役のパイロットは気になることでしょう。

さて、今回はスライダーの使い方と天気略号の選択について解説を行い、鹿児島空港に雪が降った時の風向風速について調べてみました。

次回からは応用編として、 鹿児島空港に雪が降った時の日時、METARの電文表示などについて見てきましょう。

おまけ
鹿児島と言えば桜島ですね。
ぜひVAを選択して傾向を見てください。
パイロットの方は、その傾向から火山灰が運航にどのように影響があるのかをイメージしてみてください。