計器飛行の基礎 エレベーターの使い方

IFR 計器飛行

エレベーターの使い方とはすなわちピッチコントロールです。
計画的なピッチコントロールは必要なのですが、一体どういうことなのでしょうか?
特に訓練生にとっては漠然としすぎていてわからないと思いますが、今回3つの動画にしました。

最初は100ft上にずれてしまっている状況から修正をする場面です。
ALTSELはX-Planeで操縦している時はきちんと合わせていましたが、リプレイすると別の値にセットされてしまい、動画では少しわかりにくくなっていますが、ご容赦ください。
ズレを修正するためには、何度ピッチを下げて、何ft/minの降下率を確立して、何秒くらいで所望の高度に戻ろうとするのか、これが「計画」です。
これは簡単に計算出来ますが、今回は理屈よりも実践、動画を見てください。
2000ftが所望の高度です。

飛行機の操縦 エレベーター編 100ftのズレを修正する

約2°のピッチ修正をしています。修正の際はピッチをよく見る必要があります。
(常に2°がいいわけではありませんので誤解の無いようにお願いします。何度がいいのかは修正量、TAS等によって変わってきます。)

次は50ftの修正です。

飛行機の操縦 エレベーター編 50ftを修正する

いかがでしょうか?

次にピッチが落ち着きがないコントロールを紹介します。
荒い舵は総称してジャーキー(Jerky)と呼ばれます。
下記の動画は結果として50ftもズレていないのですが、操縦はよろしくありません。
昇降計が大きく揺れ動いています。昇降計が変動する速度は上下の加速度に比例します。
快適性という意味でもマイナス要素たっぷりです。

飛行機の操縦 エレベーター編 荒い操縦(Jerky)

このコントロールは、高度が下がったら適当に操縦桿を引き、高度が上がったら押すという、計画性のないコントロールです。

計画性については前述しましたが、計画を実行する段階ではどのように操縦すれば良いのでしょうか?理想的なプロセスを述べましょう。


目標値とのズレを認識する。  100ftズレている
ピッチをある値の修正ピッチにする。
降下率が所望の値になっているかをチェックする。もしなっていなかったら修正する。
エレベーターにかかる力がなくなるようにトリムをとる(必要に応じて)

一定の降下率で目標値に近づく。(しばらく時間的余裕があります)

リードをとってピッチを目安のピッチに戻す。
高度計、降下率をチェックして修正する。
エレベーターにかかる力がなくなるようにトリムをとる(必要に応じて)

このような感じになります。
実はこのほかにも色々なテクニックが必要なのですが、又の機会に紹介することにしましょう。



ブログリスト
IFR 計器飛行 操縦技法
シェアする
伊藤研究室のホームページ