最新のMETARをスクレイピングで取得する 基本的なお話し 

プログラミング

METARを表示させるサイトは沢山ありますが、どのような仕組みで実現しているのか?不思議ではありませんか?
このコーナーではその仕組みを理解するきっかけを紹介したいと思います。

早速ですが、下記の赤い文字をコピペしてWebブラウザーに入力してみてください。
(「 と 」はホームページに表示させるために便宜上付け加えた為、削除してください)
https://tgftp.nws.noaa.gov/data/observations/metar/stations/RJTT.TXT

Cromeでは以下のようになります。

これをコピペして改行を押すと

このような表示がされます。
表示された2行は航空関係者であればすぐわかると思いますが、RJTT:東京国際空港羽田のMETAR(これを書いている時点での最新のMETAR)です。南東風でお天気は良好ですね。
そこで応用です。先ほど入力したURLは

「https://tgftp.nws.noaa.gov/data/observations/metar/stations/RJTT.TXT」

でした。
ここでRJTTをRJAAに変更して打ってみます。
「https://tgftp.nws.noaa.gov/data/observations/metar/stations/RJAA.TXT」

成田空港も風が弱く、好天です。南東風に変わってくるようですね。

なんだ、こんな簡単なことで最新のMETARを取得出来るのかぁ。と思って頂いた方が多いと思います。
じつはこの紹介が本コーナーの本質です。
つまり、簡単な一文をパソコンやスマホに入力するだけで、ネットに繋がっていれば自力で情報を取得出来るのです。
この方法をスクレイピングと呼びます。(とても初歩的な説明ですみません)

もう少し詳しくお話ししますと、「https://tgftp.nws.noaa.gov/data/observations/metar/stations/RJAA.TXT」
というコマンドをAさんがブラウザに打ち込むとnoaa(米国の海洋大気庁)が持っているコンピューターに次のような指令が飛ぶのです。

<Aさんのパソコンに、あなたが保管しているフォルダー(data/observations/metar/stations/)の中のファイル(RJAA.TXT)を送ってください。>

これを受けたnoaaのコンピューターはすぐさま、羽田や成田の最新のデータをAさんに送り返します。
やっている事はこれだけです。
大げさに表現しますとAさんはnoaaのコンピューターを遠隔操作しているのです。
コンピューターとコンピューターが結びついた結果がインターネットなのですが理解して頂けたでしょうか。

実はnoaaのコンピューターはかなり賢くて、世界中のMETARを常にかき集めていて、常に最新のデータをあるFileに書き込んでいるのです。
あるFileとは例えば羽田でしたら「https://tgftp.nws.noaa.gov/data/observations/metar/stations/RJTT.TXT」
です。
したがって私達は上記のアドレスを打ち込むことによって常に最新の羽田や成田のMETARを楽々取得出来るのです。便利ですね。



このように見てきますと、スクレイピングという謎の技術も、それほどハードルが高くないのではと思えてくると思います。
インターネットの社会は横文字が多く、大変わかりにくいのですが、一旦理解してしまうと身近な物に感じてきます。

今回紹介したnoaaのサイトはとても親切で、私のような初心者でも利用しやすいようにサイトを構成してくれているために分かり易いのですが、他のサイトも似たようなものです。

さて、このカラクリがわかった為、早速アプリを更新しました。
このサイトのように分かり易い構成でしたらハードルは一気に低くなります。
アプリ:FlightTrackPlannerで滑走路のアイコンをクリックすると、最新のMETARが表示されるように改修しました。お試し下さい。

今回は基礎的なお話しからアプリの改修まで一気に飛躍してしまいましたが、本質はこのようなものです。
少しでも、身近に感じて頂けたでしょうか?

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